こんにちは、てるきちです。
世の中の変化ははげしさを増し、
社会は不透明な時代に突入しています。
日本は高度経済成長をへて、
生活において足りていなかった
モノが供給されました。
その結果、ボクたちの生活は物質的にはゆたかになりました。
しかし、その後はバブルが崩壊し、
インターネットが発展し、
よりグローバル化が加速するなかで、
将来がどうなるのかわからなくなりました。
そんな今日では、これまで注目されていた
- 「論理的思考」
- 「問題解決力」
だけでは限界がきています。
そこで注目を浴びている新しいアプローチが「アート思考」です。
常識にとらわれないアプローチは、
アートの世界だけではなく、ビジネスの世界でも必要です。
モノゴトをとらえ直し、
あたらしい解決方法や視点を導いてくれます。
今回は、著書『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』
の内容を踏まえながら、不透明な時代を生き抜くために、必要なことをご紹介していきます。
早速みていきましょう。
ストッパーを外そう
突然ですが、「アーティスト」ってどのようなイメージですか?
- ミュージシャン?
- 画家?
- クリエイティブな人?
などなど、頭に浮かんでくるイメージがあると思います。
本書では、「アーティストとは、答えを示す人ではなく、問いを発する人である。」と述べられています。
たしかにアーティストって
自分の考えを、さまざまな形を通じて世の中に発信していますよね。
画家であれば、絵の中で自分の考えを表現します。
歌手であれば、歌の中に自分の想いを表現します。
このように書くと、アーティストとは
「何か特別な感性を持った人」
という印象を持ってしまうかもしれません。
ですが、そんなことはないんです!
ボクたちはいまや
テクノロジーが発達したおかげで、
過去と比べられないほど、表現方法が自由に広がりました。
たとえば、YoutubeやSNSなどです。
「よくこんな面白いこと考えられたなぁ」
と、感心させられる人もいますよね。
最近ですと、
YoutuberのHIROMUNIERU。さんの動画をみて衝撃が走りました。
自分が思ったこと、感じたことを発信し、
それを世の中の人たちに共有し、投げかけていく。
こういう活動をしている人たちは、
ボクはアーティストだと思っています。
こう考えていくと、アーティストが身近に感じられませんか。
アーティストに必要な要素
【要素①】まずは、問いを立てる
まずアーティストとして大切なことは、
「問いを立てる」ことです。
「問い」は、日常生活についての疑問・不満から生まれます。
なんとなく日々を過ごしている人から、
アーティストは生まれません。
たとえば、
- 「〇〇であったらいいのに」とか
- 「なんで〇〇じゃないんだろう」とか
こういったことを生活で思ったり、
言われたりしている人は、すでにアーティストの芽がでています。
【要素②】次に、表現する
つぎに大切なことは、
「表現する」ことです。つまり、何かしらアクションをとることが肝心です。
そうでないと、残念ながらただの
不平不満を言う人で終わってしまいます。
口だけの人は、
最初は信用されるかもしれませんが
だんだんメッキが剥がれてきて、いずれバレます。
本書では、
「いまのアートに求められるのは、
テクノロジーやデザインと結び付けて、
社会的な課題にあたらしい提案を行うこと。」と、紹介されています。
SNSやテクノロジーを活用して、
自分が納得いかないこと、
変えていきたいこと、を自分なりに表現していきましょう。
いまはそれができる時代です。
【要素③】「正しい」問いをたてる
そして最後に大切なことは、「正しい問いをたてる」ことです。
この「正しい」というのがポイントです。
そして、むずかしい部分でもあります。
「問い」は日常生活の疑問からうまれる
と言いましたが、個人的な問いすぎると、共感してくれる人が少なくなります。
アーティストには、
「自分が満足するものを追い求める」という考え方があります。
ですが、この記事は
ビジネスをに活かすことが目的なので、
自己満で終わってはいけません。
つまり、自分が疑問を持っていながら
その疑問を解決することで、
他者もしあわせになるような
問いを立てていくことが大事です。
「疑問を持っていること」は肝心です。
なぜなら、表現をしつづけるためには、
かなりエネルギーを消費するからです。
人の心を魅了するためには、
アーティストのこころが燃えてないと他人には響きません。
日本のビジネスマンに求められる力
- 「正しい問いを立てる力」
- 「個から湧き上がる情熱」
日本の会社はこれらの力が弱いと感じています。
高度経済成長期からバブル期までは、
経済も順調に成長していたので、
上から言われたことをそのまま実行していればいい時代でした。
ですが、その組織的な文化がいまは悪い方に働いているように感じます。
目の前の問題への「解決策ばかり」を考え、
本来のあるべき姿を考えることを忘れてしまっています。
仕事のパフォーマンスについても、
心から納得できていない上司からの指示を
やったところで、パフォーマンスには限界がありますよね。
その積み重ねの結果が、今の日本経済だと。
冒頭にお伝えしたとおり、
社会には未解決な問題が山づみです。
環境、教育、医療、格差
など、多岐にのぼります。
アーティストは、
結果よりもプロセスを大切にします。
「わからないからつまらない」
と考えるよりも、
「わからないから面白い」
と考えるのです。
そういった意味においても、
手つかずの問題を解決し、
社会を豊かにできるのは
今回のブログで紹介した「アート思考」を持ったひとりひとりです。
まとめ
正解がない時代に突入したいまこそ、
「アート思考」が大切です。
自分なりの「問い」を立て、
それを社会へ表現していってください。
きっと共感する人、
応援する人たちがあらわれてきます。
僕も「アーティスト」になれるように、
これからも頑張ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
よろしければ関連記事もチェックしてみてください。