こんにちは、てるきちです。
社会人として、10年くらい働いていると、自分が上司になり、部下を持つ機会が増えてきます。
自分が上司になったとき、どうせなら部下から信頼される存在になりたいですよね。
ボクは新規事業開発やオープンイノベーションの
仕事をしており、これまで社内外問わず、さまざまな人たちとお付き合いをしてきました。
その経験から、今回はボクが感じた部下から尊敬される上司の特徴8つをまとめてみました。
部下からしたわれる上司がいるチームは、ひとりひとりがやる気に満ちパフォーマンスが高まります。この記事をヒントに、あなたの上司力を磨いてみませんか。
最初にポイントを述べます。
- 一緒に仕事をしていて、自分が成長できると思える
- 夢やビジョンを語ってくれる
- 部下以上に動いている
- 部下のキャリアをしっかりと考えてくれる
- 部下を尊重してくれる
- 愛嬌やユーモアがある
- 部下を守ってくれる
- 人によって態度を変えない
では、早速みていきましょう!
【現状把握①】尊敬できる上司はいる?割合を調査
まずは現状把握として、職場に尊敬できる上司がどれくらいの割合がいるのか、世の中の状況をみていきましょう。
転職エージェント「ワークポート」では全国の転職希望者255人を対象に、「現在の上司は尊敬できる人か」というアンケート調査を行いました。
その結果、約70%の人が現在の上司を「尊敬できない」と回答しました。
参考リンク>>
想像していたよりも多いですね。
女性ビジネスパーソンが対象の「マイナビウーマン」でも同じ質問で調査を行ったところ、
こちらは、約45%の人が現在の上司を「尊敬できない」と回答しました。
参考リンク>>
「ワークポート」は転職希望者向けの調査なので、少し数字の割合が大きくなってしまう傾向があるかもしれませんが、2つのサイトから、約半数の割合は、現在尊敬できる上司がいない状況だということがわかります。
つまり、2人にひとりはいまの上司が尊敬できないということです。
【現状把握②】上司に対する不満で転職を考える人の割合
興味深いのは、上司に対する不満で転職を考えたことがある人の割合は、約75%にものぼるということ。
実際に転職した数字ではありませんが、上司と良好な人間関係が築けていないことが原因で、多くの部下が悩んでいることが読み取れます。
何も変化せずにこの状況を放置していたら、気がついたら、同じ部署の若手が次々に転職していた!ということにもなりかねません。
では、尊敬できる上司とはどんな特徴があるのでしょうか。次から、8つの特徴を丁寧にご紹介していきます。
尊敬できる上司の特徴とは?
【特徴①】一緒に仕事をしていて、自分が成長できると思える
部下は上司が思っている以上に、上司のことを観察しています。
- 口先だけで指示して、自分は全く動かない上司
- 上司のさらに上司のいいなりになっている上司
こういった上司のもとでは、共感や尊敬できる点がなく、部下として働くモチベーションは下がってしまいます。
部下は上司からさまざまことを吸収し、成長したいと思っているからです。
仕事で行き詰って相談したとき、何をすればいいかを整理して、次のアクションを明確してくれたり、いつも自分が想像もしていなかったような仕事(チャンス)を振ってくれ、成長できる機会を与えてくれたり、
こういった上司は部下としても学ぶことが
多く、仕事への意欲も高まります。
【特徴②】夢やビジョンを語ってくれる
社会がめまぐるしく変化している中で、「こういう未来をつくりたい」と夢やビジョンを語れる上司は、尊敬できます。
ただ語るだけではなく、それ実現されるため、自らリーダーシップを発揮し、率先してチームを引っ張っていく上司は、単純にカッコイイですし、尊敬できます。
そういった考えがある上司は、部下がやりたいこと尊重してくれ、全力で応援してくれる人が多い印象です。
ここ数年、ビジネスではパーパス(目的)というキーワードをよく耳にします。部下としては、自分がやっている人がどこに繋げっているのか、自分ゴト化できないとやる気も高まりません。
【特徴③】部下以上に動いている
ただ会社から方針を、「いかにこなすか」という視座ではなく、社会から求められていること
いま必要なアクションを自ら考え、それをチームに還元すること。
そういった高い視座で仕事ができる上司からは学ぶことが多いです。
そして自らが、「一番動いている」。
そうなると、部下としては、文句の言いようがなく、「自分ももっと頑張らねば」と、前向きに仕事に向き合えるようになります。
【特徴④】部下のキャリアをしっかりと考えてくれる
ボクは上司から言われて感動した言葉があります。
管理職の管理職手当は、部下のキャリアを応援するためにもらっているお金だから、いつでも相談してきていいからね」
部下として、本当にうれしかったですし、この上司と一緒に働けて本当に幸せだなと感じた瞬間でした。
どんなに忙しくても、ひとりひとりのキャリアにしっかりと向き合ってくれる上司は、信頼できます。
最近は働き方も多様化したので、なおさら、上司と部下の密なコミュニケーションが大切になってきました。
【特徴⑤】部下を尊重してくれる
決まったことを、指示するのではなく、「どう思う?」と部下の意見を尊重してくれる上司は、部下から信頼されます。
オープンで謙虚な姿勢で、部下を尊重することは部下をやる気にさせ、成長するスピードを高めます。単純に自分で考えるクセが身につきますよね。
結果、ひとりひとりの部下が主体的になれば、それは自律したよいチームになってきます。
また仕事でも上司がサポートしてくれたにも関わらず、部下の手柄にしてくれる上司は、部下もやる気が高まります。
【特徴⑥】愛嬌やユーモアがある
しめる時はしっかりとしめる反面、普段は上司自らが声をかけやすい雰囲気をつくったり、ユーモアを交えたり、部下が働きやすい環境を
つくれる人は魅力的です。
その雰囲気は、部下から率直な意見が出てきやすくなり世の中の変化にも柔軟に対応できる
チームになっていきます。いわゆる、心理的安全性というモノです。
反対に仕事ぶりがどんなに尊敬できる人でも、
冷たかったり、怖かったりしたら、部下としては、心地よく仕事ができず萎縮してしまいます。
【特徴⑦】部下を守ってくれる
部下がミスしたときや会社から理不尽な指示があったときなどに部下を守るために行動してくれる上司は、部下から尊敬されます。
責任をすべて、部下に押し付けるのではなく、
上司自らが矢面に立つことで、部下としても、上司を助けたいという相乗効果が生まれます。
【特徴⑧】人によって態度を変えない
人によって態度を変える上司は、部下から信用されません。
たとえば、自分より目上の人やお客さんには
ペコペコしているのに、下に対しては厳しい上司。
相手が目上の人であろうとお客さんであろうと、新人であろうと、人によって態度を変えず、オープンに話を接してくれる上司は部下に安心感を与え、尊敬されます。
まとめ
今回は、以下の内容をご紹介しました。
- 一緒に仕事をしていて、自分が成長できると思える
- 夢やビジョンを語ってくれる
- 部下以上に動いている
- 部下のキャリアをしっかりと考えてくれる
- 部下を尊重してくれる
- 愛嬌やユーモアがある
- 部下を守ってくれる
- 人によって態度を変えない
何かを実現するためには、あなた一人の力では成し遂げられません。
部下から尊敬される上司となれば、部下が自らやる気になり、上司も部下もWIN-WINの関係になります。
あなたが部下のために使った時間は必ず、いつかあなたのもとに返ってきます。
縁があって、部下のなった人たちの可能性を最大限拓いていきましょう。
今回の記事が少しでも参考になったことを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました!よろしければ関連記事もチェックしてみてください。