こんにちは、てるきちです!
何事も「一貫性がある人」の方が信頼されやすいものの、変化が激しい今の時代では、つねに一貫性を持つことは、難しくなってきています。
いま求められているのは、状況の変化に柔軟に、そして素早く対応できる人です。
「柔軟性が高い人」といわれれば、ポジティブに聞こえますが「意見がコロコロ変わる人」と聞くとネガティブな印象を受けます。
意見が変わることは、問題ありません。しかし、やり方を間違えればチームメンバーや部下から信頼を失ってしまいます。信頼は、メンバーのやる気やパフォーマンスを高めるためにも重要です。
今回は、柔軟性が高い人と意見がコロコロ変わる人との違いについて自分なりの考えをご紹介していきます。
最初にポイントを述べます。
- 意見がコロコロ変わる人は、「変えるべきではないこと」も変えてしまう
- 意見がコロコロ変わる人は、なぜ変更したのか納得できる説明をしていないため、信頼を落としてしまう
- プロジェクトマネージャーなど、進行管理ができる人を巻き込んでいくことが大事
この記事を読むことによって、チームメンバーや部下からより信頼される人材へと変われます。
では、早速みていきましょう!
「柔軟性が高い人」と「意見がコロコロ変わる人」との違いとは?
柔軟性が高い人も意見がコロコロ変わる人も
ともに「変化している点」は同じです。
しかし、まわりからの信頼は言葉のニュアンスからもわかるように天と地の差があります。
その大きな違いとは、どこにあるのでしょうか?次から掘り下げていきます。
【違い①】変えるべきではない部分を理解している
柔軟性が高い人は、考え方をときに変えていきますが、前提条件や〆切などをしっかり理解しています。
そのため、
- 「まだ変えて大丈夫なもの」
- 「もう変えられないもの」
この2軸が自分の中で整理できています。
一方、意見がコロコロ変わる人は、変えるべきではないものまで変えてしまいます。
たとえば、あなたはプレゼンに向けて上司と準備してきたとします。
前日に最終確認のためこれまで上司とすり合わせてきた資料を見せたところ、上司から「本当にこれでいいのかなぁ。ちょっと全体のコンセプトを見直そうよ」と、もしも言われたらどう感じますか。
「時間を返せ!」と叫びたくなりますよね。
何のために、これまで相談してきたのかわからなくなってしまいます。
意見がコロコロ変わる人は、平然とこういったことを行います。
一方、柔軟性が高い人は前日の企画書の内容をみて、
- プレゼンまでの作業可能時間
- あなたの能力
- 得意先の関心があるポイントなど
を踏まえて、残りの時間で可能な範囲でベストな努力をしていきます。
【違い②】変えた理由を納得がいくカタチで説明できる
柔軟性が高い人も、意見がコロコロ変わる人も
基本的に「良いものをつくりたい」との想いは共通です。
しかし、信頼に差が出るのは、変更した理由をしっかりと説明できるかどうかが重要です。
意見が変わる人の特徴として、
- まず行動し、手を動かす
- 謙虚な姿勢
- つねにオープンマインド、様々な人の話を聞く
机上で考えるのではなく、本当にできるのか、正しいのか、自らが行動を起こし、色々な人に意見を聞いていくのです。
いわば、正解がない問題に対して「実験」を行っています。
当然、実験をすれば考えが違っていたことも
あります。なので、意見を変えるのです。
しかし、周りの人たちはそのプロセスを
すべて見ているわけではないので、「また考え方が変わった」と感じてしまいます。
意見が変わることは問題ではありません。意見が変わるまでのプロセスを説明し、行動した結果、変えた方がベストだということがメンバーに伝われば、周りからの信頼は下がりません。
もちろん、思いつきで意見が変わるともあるときもあります。
そういった場合は、「変更してくれ」と一方的に指示を出すのではなく、必ず自分の考えを述べた上で、その考えについてどう思うか、相手に質問していきましょう。そうすれば相手からの信頼は下がりません。
まわりの人の力を借りよう
意見が変わりやすい人は、オープンで行動力が高く、つねにベストを求めているなど本来であれば、ビジネスパーソンとして優秀な素質を持っています。
しかし、つねにベストなものを求めすぎてしまうことが原因で、たとえばやり直しが多くなり、結果的にチームの生産性が下がってしまう可能性があります。
ビジネスとしてやる以上、
- 納期や開発時間までのスケジュール
- 費用感 など
現実的な落としどころが必要になってきます。
もしあなたがそういったことが得意でないなら現実的な進行管理ができるメンバーをチーム入れておくと、バランスがとれてきます。
そうすれば、いま検討すべき内容が明確になり、自分たちの首を絞めるような無茶苦茶な変更などはなくなります。
まとめ
生物学者であるダーウィンは『最も強いものや賢いものが生き残るのではなく、唯一生き残ることができるのは、変化できる者である』という名言を残しました。
時代が急速に変化する中で、生き残っていくためには、個人も組織も変化することからは逃れられません。しかもそのスピードはますます早くなってきています。
正解がわからない今、リーダーシップを発揮し、ひとりで突っ走っても、誰もついてこなければ意味がありません。
あなたのまわりのメンバーと一緒につくりあげていくという自覚を持ちながら、変化に対応していくことがこれからより大切になってきます。
今回の記事が少しでも参考になったことを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました!よろしければ関連記事もチェックしてみてください。