こんにちは、てるきちです。
いま、働き方はこれまで以上に、多様化してきました。
その中で、ビジネスパーソンは、少ない時間で、高いアウトプットを生み出していくことがより求められてきています。
生産性を高めるためには、タイムマネジメントも重要です。しかし、それ以上に「集中力」をコントールする「アテンションマネジメント」がいま注目されているのをご存知でしょうか。
いまやビジネスパーソンは、1つの仕事だけやればいいのではなく、副業や子育て勉強など、やることが多くて忙しいですよね。
そこで、今回は「アテンションマネジメント」の高め方についてご紹介していきます。アテンションマネジメント力を身につけて、仕事の生産性を高めていきましょう!
この記事がオススメの人は
- 仕事が抱えすぎていて、パンク気味の人
- 少ない時間で、質のいいアウトプットを出したい人
- 生活の質(QOL)を高めたい人
では、早速みていきましょう!
「アテンションマネジメント」とは!?
アテンションマネジメントとは、気が散る原因になるものをコントロールして、いまこの瞬間に集中すること。そして、集中力を最大限に発揮して、能力を解き放つことを指します。
アテンションマネジメントが上手になると、時間と優先順位のコントロールがうまくできるようになり、結果として生産性が向上するのです!
なぜ「アテンションマネジメント」が大切なの?
いま私たちの生活は見渡すと、とても便利になった反面、誘惑も多いですよね。
たとえば、仕事において職場でも、テレワークでも、あなたはこんな場面に心当たりはないでしょうか?
仕事に集中しなくてはいけないのに、
- 隣人と雑談してしまう
- スマホをいじり、SNSやYoutubeをみてしまう
- 仕事には直接関係のないことを行ってしまう
ボクの場合、テレワークになった最初の時期は、仕事モードにスイッチを切り替えることに結構苦労しました。なかなか仕事に集中することができなかったです。
ここで、面白い調査結果を2つご紹介します。
1つ目は、ハーバード大学の調査。
この調査では、人間は起きている時間のほぼ50%は、いま行っていることとは別のことを考えているという結果が出ています。
- 過去の出来事
- 将来起こりそうなこと
- 絶対に起こりそうにないこと
言われてみればそうかも!と思いませんか。よく会話をしていて明らかに話を聞いていない人などもいますよね。
2つ目は、カリフォルニア大学調査です。
こちらの調査で分かったことは、私たちは一度集中を切らしてしまうと再び集中した状態に戻るのにかかる時間は、なんと23分も要するということ。
とくに職場では、自分が集中して作業をしている時に、上司や同僚から声をかけられることって日常的にありますよね。頻繁に声をかけられると、生産性が下がってしまうことが、上記の調査からわかります。
そう考えると、例えば集中して資料作成などの作業を行う場合、最適な環境を自分から作っていく必要があります。
※後ほど詳しくご紹介しますね
このように、集中力をキープできていないせいで、私たちは貴重な時間を無意識のうちに有効的に活用できていません。
そこで、アテンションマネジメントが大切になってきます。
では、次からは集中力の高め方をみていきましょう!
アテンションマネジメント・集中力を高める5つの方法
【方法①】マルチタスクはしない
多くの人がマルチタスク*を重要なビジネススキルだと考えていますが、実は、さまざまな研究がマルチタスクをすると生産性が低下し、脳の健康にも有害であると示しています。
※マルチタスクとは、複数の仕事等を同時進行でこなしていくことです
人間は、1度に1つのタスクだけを行なう方が、同時に複数のタスクを行なうより生産性も精度も高くなることが複数の研究で明らかになっています。
まさに「二頭追うものは一頭も得ず」ですね。
目の前のタスクに対する注意力を高め、マルチタスクをすることで発生しがちなストレスを軽減するオススメ方法は次の通りです。
【オススメ①】集中できる時間帯に合わせて、仕事をスケジュールに落としていく
脳は、午前中に最もクリエイティブになると言われています。
なのでクリエイティビティが必要なタスクは、午前中のスケジュールに入れてください。
【オススメ②】メールやチャットに対して「反射的」に返信しない
送られてきた連絡に、すぐに返さなくては思うと、集中力も切れますし、なんだかストレスも溜まりますよね。
ですので、返信すべきメールに優先順位をつけると、ストレスが軽減します。
メールの内容にもよりますが、
朝・昼・夜など時間を決めて返信することも、メール返信以外の業務に集中できるので、オススメです!
【方法②】テクノロジーとうまく付き合おう
テクノロジーの発展によって、私たちの生活が便利になった反面、集中力という点においては、使い方を誤ると、仕事の生産性を大きく下げてしまいます。
- メールやチャットが気になる
- SNSの反応が気になる
- 電話が気になる
これらが気になってしまって、仕事が全然進まないことってありませんか。
ですので、テクノロジーによって注意力を乱されないように心がけることが大切です。
テクノロジーが原因で注意力散漫になることを最小限に抑えるオススメの方法は以下です。
【オススメ①】デバイスの「サイレントモード」を活用する
一定の時間を決めて呼び出し音が鳴らないように、もしくは特定の番号からの着信のみを許可するようにスマホを設定できます。※これはすぐにできます
【オススメ②】就寝前はスマホをオフ、もしくは5分だけチェック
寝ようと思って布団に入ったもののSNSやYoutubeを見てしまい、あっという間に時間が経過していたってことはありませんか。
スマホからのブルーライトも含め、そういった生活を続けていると睡眠不足に陥ってしまいます。
ですので、就寝前はスマホをオフにする。
いきなりそれが厳しければ、5分だけの確認と決め、スマホを触りましょう。
【オススメ③】通知とアラートをオフにする
これも簡単できます。
通知やアラートがくると、ついつい見ちゃいますよね。オフにしておけば、不要な通知が来るたびにスマホを確認するのをやめられます。時間の節約です!
【方法③】仕事に集中しやすい環境を作る
仕事を行う上で、集中できる環境を自ら整えることは大切です。
以下、ボクが実践しているオススメの方法をお伝えいたします。
【オススメ①】仕事スペースを整理整頓する
当たり前ですが、仕事のスペースがごちゃごちゃしていたら、仕事に集中できません。
最近では、企業もフリーアドレス化して机の上が綺麗であることが多いですが、テレワークも含め、少しあなたが気になるようでしたら、仕事を始める前に5~10分程度デスク周りを綺麗にしてから、仕事を始めましょう。
【オススメ②】人に話しかけられず集中できる環境をつくる
いまは、ICTツールが発達し、予定表などはチームや職場のメンバーと共有されることが多いと思うので、ボクは、集中したい時間は予めその時間をブロックして予定を組み、関係者に共有しています。
※その時間は、連絡・話しかけてこないでくださいと、柔らかい言い方で伝えています。
他人に迷惑かかるんじゃ?と思われやすいですが、その瞬間に対応しなければならないことは、経験上ほぼないので、後ほどしっかりと対応すれば、問題ありません。
【オススメ③】音楽を上手く取り入れる
職場や職種によっても一概にいいと言えませんが、集中したい時にはボクは歌詞がはいっていないような音楽を聴きながら仕事をしています。※歌詞が入ると気になるので
最近はオンライン会議が浸透したお陰で、
皆さんオンライン会議をしているのか音楽を聴いているだけなのか、ぱっと見は分からなくなってきました笑
とくにゆったりとした音楽を聴きながら仕事をすると落ち着いた気持ちになり、ボクの場合は集中して作業できるので、取り入れています!
よろしければこちらの記事にも、
詳しく書いておりますのでチェックしてみてください。
【方法④】休憩をこまめに入れる
人の集中力は、長くは続きません。
大人の集中力の平均持続時間は約50分と言われています。
ですので、こまめに休憩をいれることが大切です。
また集中力は筋肉みたいなもので、トレーニングをするとより長時間集中できるようになります。
そこで、オススメなのが「ポモドーロ・メソッド」です。
タイマーを20分に設定して、その20分間はしっかり集中します。
それができたら、ご褒美として何でも好きなことを5分間だけします。
このサイクルを繰り返すのがポモドーロ・メソッドです。
こまめに休憩をいれるというのが、ポイントです。
仕事に集中する時間と休憩時間の長さは好みで調整しても大丈夫です!
【方法⑤】集中力を保つエクササイズをする
集中力の強化は一朝一夕にはできません。
練習が必要であり、集中力を強化するエクササイズをしているうちに、それが習慣として身につくこともあります。
オススメな方法は、以下の2点です。
【オススメ①】毎日10分間、瞑想の時間をつくる
瞑想は、心を平静に保ち、思考を構成し、考えを整理するのに役立ちます。
多くの研究により、マインドフルネスの瞑想は、注意力を大幅に強化することがわかっています。
しかも、10〜20分の瞑想で心がリフレッシュされ、たった1週間で改善が見られるようになります。
ボクも朝10分くらいは瞑想を行い、自分のアタマを整理してから、仕事を行っています。
※ボクは、マリナチャンネルにいつもお世話になっています!
【オススメ②】呼吸法のエクササイズ
呼吸のエクササイズは、ちょっと緊張していたり、ストレスを感じている時に、その場ですぐできるので、オススメです。
背中をまっすぐにして楽な姿勢で座ります。4まで数えながら鼻から息を吸ったら、唇をすぼめてストローを吹くように口からそっと空気をはきましょう。
このプロセスを5〜10分間繰り返すと、
不安がかなり解消されますよ。
まとめ
仕事で高い成果を生み出していくためには、「アテンション・マネジメント」が大切になってきます。
集中力が高まれば、物事を深く考えられ、仕事のスピードも各段に上がります。
そして意外と意識している人は、そこまで多くはないので、あなたが意識するだけでも周りの人たちとの差をつけられます。
今回の記事を参考に集中力を鍛え、仕事の質も、生活の質も、高めていっていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!よろしければ関連記事も、チェックしてみてください。